米女子ゴルフツアーは23日、今季の全日程を終了、スランプから復活した宮里藍が惜しくも賞金女王を逃したものの、賞金ランキングで過去最高の3位と大躍進した。

 22試合に出場して予選落ちはなく、トップ10は13度を数えた。初優勝した7月のエビアン・マスターズを含め、中盤以降は毎試合のように優勝争いに絡む抜群の安定感をみせた。「調子が良くない日もあったが、予選落ちをしなかったのは本当に成長した点」と自身でも大きく評価した。

 その宮里藍にけん引されて、ほかの日本勢も活躍した。上田桃子は今季も優勝に届かなかったが、カナダ女子オープンで自己ベストの2位。賞金ランクも33位で来季からの2年シードを獲得した。米ツアーでプロデビューした宮里美香も、賞金ランク49位で来季シードを確保。同じく米ツアー初挑戦の大山志保は、ひじ痛で思うような成績を残せなかったが、賞金ランク76位で80位までのシードに滑り込んだ。

 一方、世界ランキング1位のロレーナ・オチョア(メキシコ)は3勝したものの、昨年までの勢いを失った。代わって台頭したのはルーキーの申智愛(韓国)。3勝を含むトップ10入り12度と圧倒的な強さで、約180万ドル(約1億6000万円)を稼ぎ、賞金女王と最優秀新人賞を獲得した。ポイントで争う最優秀選手賞は、最終戦でオチョアが申智愛をわずかな差で逆転、4年連続の受賞で意地を見せた。

 米国勢では終盤に注目のミシェル・ウィーがツアー初勝利。世界最高峰のツアーは試合数こそ今季の27試合から24試合に減るが、来季も白熱しそうだ。(共同)