池田勇太(25=日清食品)が、パターの全面改造でスランプ脱出を目指す。27日に兵庫・ABCGCで開幕するマイナビABC選手権(日刊スポーツ後援)に向け、26日にプロアマ戦で最終調整。「応急処置だよ」とグリップを変えたパッティングフォームをテストした。

 さらにラウンド終了後には、通常のマレット型パターとは別に、L字マレットのパターもテスト。「まだ本番で使うかは分からないよ。今は何使っても入らんし」と言いながらも、ヘッドを足で押さえ、ネック部分を自力で曲げるなどの微調整で、お気に入りの一本に仕上げた。

 大会3連覇を狙った先週のブリヂストンオープンでは、まさかの予選落ち。賞金ランク1位の■相文と約6000万円の差がつき、悲願の賞金王獲得はさらに難しくなった。それでも「来月のW杯、ダンロップフェニックスあたりまでに、何とか調子を取り戻したい。まずはモチベーションをしっかり上げるところから」と最後まで全力でシーズンを戦い抜くつもりだ。※■はナベブタに裴のナベブタを取る