ツアー通算7勝の女子プロゴルファー米山みどり(35=山崎製パン)が16日、今季限りでの引退を表明した。18日開幕で出場予定の大王製紙エリエールレディスで優勝しなければ、現役最後の試合となる。女子のトッププロで正式に引退表明したのは大迫たつ子、村口史子、古閑美保に続いて4人目。

 米山は「周りの方は驚くかもしれませんが、自分の中ではプロになる時に『35歳』をラインに考えていた。なぜ35歳なのか、特に理由はないんですが…」と引退理由を語った。

 実質プロ1年目の99年に賞金シードを奪取以来、1度もシード落ちせず、今季も賞金ランク49位。13年連続シードのままでの引退が濃厚だ。「まだやれる、と言っていただけるのはうれしいけど。35歳と決めて、そのラインまで頑張ってこれたことが私にとっては幸せです」。未練は国内メジャータイトル無冠に終わったことというが、湿っぽさはなし。笑顔ですがすがしさすら漂わせる引退表明だった。