「杉原輝雄

 お別れ会」が13日、大阪市北区のリーガロイヤルホテル大阪で行われた。日本プロゴルフ協会(PGA)日本ゴルフツアー機構(JGTO)ジャパンゴルフツアー選手会の共催で関係者、ファンの合計1024人が参列。160センチの小さな体でプロ生活54年、ツアー通算28勝。昨年12月28日、前立腺がんにより74歳で他界するまで生涯現役を貫いた“関西のドン”をしのんだ。

 長男のプロゴルファー杉原敏一(47)が喪主を務めた。ツアープロでは杉原さんと同じ永久シード選手、青木功、尾崎将司、中嶋常幸、倉本昌弘、尾崎直道、片山晋呉のほか、杉原氏と同じ大阪府茨木市近辺に拠点がある“茨木グループ”の中村通、山本善隆、井戸木鴻樹らが出席。69歳の青木が「スギさん、さみしいよ。関東弁と関西弁の違いでよくケンカしたなあ。けど、ゴルフの厳しさ、楽しさを教えてくれたよね。天国で(08年に他界した)島田コーちゃん(幸作氏、初代JGTO会長)とゴルフ場作っといてくれよ。後から駆けつけるから」と弔辞を読み上げた。

 ゴルフ関係者以外では、プロ野球元阪神監督の吉田義男氏(本紙客員評論家)元サッカー日本代表FWの釜本邦茂氏、落語家笑福亭仁鶴らも参列した。