<米女子ゴルフ:ロッテ選手権>◇2日目◇19日◇米ハワイ州カポレイ、コオリナGC(パー72)

 25パットとパッティングがさえた宮里藍が「ほとんどミスのないプレーだった」と自賛する内容で急浮上した。出だしの1番で2メートルを沈めてバーディー発進した。ショットも良く、7番で1・5メートル、8番も2メートルにつけてバーディーを奪い、前半だけで33と伸ばした。

 後半に入ると風が強まったが、12番では奥のカラーからの6メートルを沈め、さらに3連続バーディーと勢いづいた。14番は1・5メートル、15番は上から2メートル、16番は5メートルをねじ込んで力強く右拳を握りしめた。

 クラフト・ナビスコ選手権で苦しみ、鍵とするパットが完全復調した。「(コーチで)父の助言は大きかった。今は自分の思ったところに打てている」と自信をみせる。ティーショットも一度もフェアウエーを外さず、持ち味の安定したプレーを披露した。

 「上位はいい顔ぶれだし、誰が上がって来てもおかしくない」とライバルたちをけん制しながらも「最終日に優勝争いができるよう、まずは3日目」と、今季初優勝に向けて気を引き締めた。