20日開幕の米ツアー、アクセンチュアマッチプレー選手権に出場する昨季の日本ツアーの賞金王・藤田寛之(43=葛城GC)が19日、右脇腹痛を訴えた。

 この日、会場のアリゾナ州マラナのダブマウンテンGCで練習ラウンド。1番からスタートして、前半の9ホールを終えたところで終了。10番以降のラウンドを取りやめて、パターとアプローチの練習に専念した。

 痛みが出たのは、先月23日から2週間行ったハワイ合宿の最中。今月7日に日本に帰国してからは、クラブを握らずに体作りのトレーニングだけを行ってきた。藤田は「この試合に来るのをやめようかとも思ったけど、こういう試合の経験をスキップするのはもったいない」。20日の1回戦の相手は、10年米ツアーの賞金王マット・クーチャー(34=米国)。「ステディーでショートゲームがうまい選手だから、一緒にラウンドして見てみたい。短期決戦だし、明日は天候が悪くなりそうだから、かえって勝利の確率が上がるかも。無理せずに調整します」と話した。