<男子ゴルフ:東建ホームメイト・カップ>◇最終日◇21日◇三重・東建多度CC名古屋(7081ヤード、パー71)◇賞金総額1億3000万円(優勝2600万円)

 プロ初戦の松山英樹(21=東北福祉大4年)が、66のベストスコアを出し、通算2アンダーで10位に入った。3オーバー40位でインスタートだった松山は、10番ボギーのあと、12番から3連続、16番からも3連続バーディーを奪い31の猛チャージ。アウトはパープレーの35だったが、66は強風が吹き荒れるこの日のコンディションでは、特筆もののスコアだった。

 3日目終了時点で「トップ10に入る」と宣言していたことを実行し「ショットはよくなかったが、スコア的にはよくて10位以内に入れたのもよかった」とプロ初戦を振り返った。稼いだ賞金は314万6000円だった。「変なショットを打ちまくって恥ずかしかった。これからプロみたいなショットを打ちたい」と笑わせたが、強風を利用してボールをまっすぐ飛ばす技術など、ポテンシャルは高い。松山がプロの道を力強く踏み出した。