ゴルフのルールを統括するR&Aと米国ゴルフ協会(USGA)は21日、長尺パターの一部を体に付けて固定して打つことを禁止する「アンカーリング規制」を2016年1月から導入するとの共同声明を出した。
アンカーリングの禁止が16年1月から始まることについて、女子プロの長尺愛用者の反応は総じて残念そうだった。23日、中京テレビ・ブリヂストンレディース会場の愛知・中京GC石野C(6519ヤード、パー72)での声を紹介すると…。
賞金ランク24位の吉田弓美子(26)
「私は(短尺と)両方使うけど、長尺の方がストロークのリズムが一定するから使い出した。長時間練習できるのが1番のメリットですかね」
同26位の桜井有希(24)
「私は18歳から長尺を使っている。短いパットに悩んでいたのがきっかけ。禁止ぎりぎりまで使うつもりです。禁止はプロはいいけど、腰が悪いアマのお年寄りの方とかには、かわいそうです」
福嶋晃子の妹で、同97位の福嶋浩子(35)
「私は8年前から長尺を使ってます。普通のパターは苦しいイメージしかないけど、全く違う感じでできたので。長尺はアンカーリングしないと重たくて使えません。禁止になったら、普通のパターで左打ちしようと思っています」
総じて冷静に受け止めているが、一方で「何で今さら?」という声もある。福嶋は「長尺、中尺に利点があると思うなら、みんな使えばいいと思う。長尺にも利点と欠点がある。ショートパットは真上からボールを見れるので打ちやすいけど、ロングパットの距離感は難しい。結局、練習しないとちゃんと使えないんですけど」と話していた。