<米男子ゴルフ:サンダーソン・ファームズ選手権>◇第2日◇19日◇米ミシシッピ州マディソン、アナンデールGC(パー72)

 夕闇が迫ったこの日最後の1番で、7メートルのバーディーパットがカップを通り過ぎると石川遼はパターを放り投げた。

 「自分では思った感じに打てているのに、全部外れている」といらだちを隠せなかった。

 40位からさらに上位を目指した第2ラウンドは、再びパットに苦戦した。出だしの10番で2メートルと絶好のバーディーチャンスに付けながら打ち切れなかった。雷雨による中断を挟み、13番では2メートルのバーディーパットがカップに蹴られた。

 これで流れが悪くなったのか、14番(パー4)ではティーショットが左に曲がり、OBでダブルボギー。パー5の18番も第2打を池に入れ、3パットで痛恨の7をたたき、通算1オーバーで予選通過圏外に下がった。

 来季の出場権を獲得するためにメジャーの“裏大会”に臨んだが、空振りに終わるのか。「とにかく頑張るしかない。予選通過できればすごくいいけど、来週に向けてもしっかりいいプレーができれば」と再開後の奮起を誓った。