国内外で好成績が続く男子ゴルフの松山英樹(21=東北福祉大)が25日開幕の米ツアー、カナダ・オープンに出場する。

 8月まで北米で数試合に出場する予定で、目的は来季の出場資格。「難しいところで技術を磨きたい」とトップ選手が集まるツアーへの本格参戦を狙う。

 米ツアーのレギュラーシーズンが終了する8月18日時点で、賞金かポイントのランキング125位に入る必要がある。松山は6月の全米オープン選手権10位、前週の全英オープン選手権6位と健闘し、現時点の賞金41万7907ドル(約4200万円)は137位に相当する。24日の練習後は「あと20万ドルくらいは稼がないと。そのためにしっかり予選通過をしたい」と誓った。

 125位に入れなかった場合も8、9月の下部ツアー4試合で上位に入れば来季への道は開ける。ただ、松山がまず目指すのは今大会、次週のブリヂストン招待、その次の全米プロ選手権で賞金を積み上げることだ。

 米ツアーで苦戦する石川遼(21=CASIO)も賞金149位と似た状況にある。「できれば2人で来年から(米国で)頑張っていければ」と松山。石川も「2人の(競い合う)関係性はジュニアの時から同じ。ただ、その舞台が変わってきている」と、米ツアーでの切磋琢磨(せっさたくま)を望んだ。