<海外男子ゴルフ:W杯>◇最終日◇24日◇オーストラリア・ロイヤルメルボルンGC(7046ヤード、パー71)

 日本代表の谷原秀人(35=フリー)は、2バーディー、3ボギーの72とスコアを落としたが、同2アンダーの7位に入った。

 同組のアダム・スコットが、1番パー4で第2打を直接カップインさせるイーグル。前日にも同組のマンリーがホールインワンを達成しており、谷原は「なんか相手を気持ちよくさせちゃうんだろうね。特に今日は、スコットにすごいゴルフをみせられて参った」と苦笑いした。

 それでも8番パー4では、グリーン横のバンカーからの第3打を、バンカーのふちから10センチもないようなギリギリの場所に落として、ピン横の下り傾斜にピタリ。さらに2・5メートルを沈めてパーセーブするなど、抜群のショートゲームでピンチを何度も乗り越えた

 15番パー5では、すぐとなりの17番グリーンにいた石川と、ほぼ同時にバーディーを挙げた。「向こうで見てた人が拍手していて、一緒にバーディー挙げたんだなって分かった。チームとしていい感じだったね。あそこでチームが一気に2つスコアを伸ばせたのは大きかった。だって団体戦3位と4位じゃ、ぜんぜん違うでしょ」と笑顔で振り返った。