<米男子ゴルフ:ヒューマナ・チャレンジ>◇第1日◇16日◇カリフォルニア州ラキンタ、PGAウェスト・パーマーコースなど3コース

 石川遼(22=CASIO)が1イーグル、5バーディー、1ボギーの66で回り、首位と3打差の13位と好発進した。

 序盤はなかなかバーディーを挙げられず、5番パー3では、第1打がグリーン手前の池のふちの石に当たり、大きくはねてかろうじて池ポチャをまぬがれる場面も。しかしここで4メートルを沈めてパーセーブすると、続く6番パー5で初バーディー。8番でもバーディーを挙げた。

 後半10番パー4では5メートルのバーディーチャンスから、まさかの3パットボギー。再び暗雲が立ちこめた。それでも続く11番パー5では第2打をグリーン左のラフまで運び、13ヤードのアプローチを直接カップインさせてイーグル。さらに終盤3ホール連続バーディーで、一気に上位に顔を出した。

 石川は「スコアの伸ばし合いよりも、難しいコースでの我慢勝負の方が得意なので、こういう展開でしっかりバーディーを量産できたのは自信になります」と手応えを得た様子。ホールアウト後は軽めのショット練習を行った後「練習場でグリーンの特徴をつかみたい」と17日にラウンドするラキンタCCに移動。練習グリーンで日没近くまでパターのタッチを合わせる練習を重ねた。