<米女子ゴルフ:ロッテ選手権>◇第1日◇16日◇米ハワイ州カポレイ、コオリナGC(パー72)

 秒速10メートルを超える強風の中、「風が吹くのは嫌いじゃない」と言う沖縄出身の上原彩子が、出入りの激しいプレーながら69と好スタートを切った。

 前半を2バーディー、2ボギーのイーブンパーで折り返し、後半に粘った。10、11番で第2打をピンにぴたりと付けてバーディーを奪った直後、12、13番は連続ボギー。それでも「みんなこの風だから難しい。我慢強くプレーしよう」と気持ちは切れなかった。

 15番(パー4)では残り88ヤードの第2打をピッチングウエッジで50センチに寄せ、パー3の16番は6メートル、パー4の17番も4メートルのパットを沈めて3連続バーディーでスコアを伸ばした。この大会は初出場だが「きょうはいい判断ができた。ここは(宮里)藍ちゃんが勝っているコース。私にもチャンスはある」と胸を張った。

 「長いパットも決まったけど、タップインのバーディーも3回くらいあった。それがいい流れのきっかけになった。クラブ選択などいい状況判断ができたと思う。頭を使ったのでしっかり休ませたい」。