<米女子ゴルフ:ロッテ選手権>◇最終日◇19日◇米ハワイ州カポレイ、コオリナGC(パー72)

 10位から出た野村敏京(21)は7バーディー、3ボギーの68と伸ばし通算7アンダー、281で自己最高の7位に入った。

 野村は12番(パー3)で1メートル半、ともにパー5の13、14番はどちらも3打目を50センチにつけて3連続バーディー。そして18番(パー4)の第2打で、残り146ヤードを9番アイアンで放ったボールは、ピン奥から傾斜を下ってカップの脇にぴたり。大歓声を浴びながら締めくくった。

 「トップテンに入って来週出たい」という切実な目標があった。昨年の最終予選会で今季の資格を得ており、必ずしも毎試合出られる立場ではない。米ツアーで初めて1桁順位に入り「先週スイングを変えたばかりで、いい成績が出てうれしい」と目尻を下げた。

 母とコーチとともにツアーを転戦する。今季は6戦で予選落ちなしの安定した成績を残す。「今後はしばらくほぼ毎試合出場できる」と満面の笑みを浮かべ、「まだ足りないところもあるので、しっかり練習して優勝までいきたい」と夢を膨らませた。