石川遼(22=CASIO)が16日、英国・ロイヤルリバプールGCで17日に開幕する海外メジャー、全英オープン選手権に向けて、最終調整をした。

 前日までと同様、午後の練習ラウンドスタートを前に、ショット練習場で3時間の打ち込み。その中で同行スタッフに「シャフトが0・5インチ短いドライバーを準備してほしい」とオーダー。午後のラウンドでさっそくテストした。

 キャロウェイ社のスタッフは、これまでのシャフト46インチの「ビッグバーサ・アルファ」に加え、45・5インチの「ビッグバーサ」を1時間で組み上げて、ラウンドに持ち込んだ。さっそくテストを繰り返し「こちらの方がタイミングがあいそう」と一定の手応えを得た。

 しかしホールアウト後、ふたたびショット練習場でドライバーを打つと「短いシャフトを振るスピード感を身体に覚えさせて、もともとの46インチのドライバーを打つと、非常に感触が良かった」とエースドライバーに回帰。「新たな発見。試合前の調整にも生かそうと思う」と満足げに引き揚げた。