<ゴルフ:キャロウェイ世界ジュニア選手権>◇第2日◇16日◇13-14歳男子◇米カリフォルニア州モーガン・ランR&C(6455ヤード、パー71)

 杉原大河(徳島・南部中3年)が、初の世界一に王手をかけた。

 首位でインからスタートし、10番でいきなり第2打を50センチにつけて幸先のいいスタートを切った。「あれが大きかった」という11番で、18メートルの第1パットを5メートルショートしたが、何とか沈めてパーに収めた。

 「今日はアイアンがよくなかった。ピン筋に行かず、長いパットのタッチをあわせてパーにするのが多かった」と振り返るように、14番で8メートルが決まったが、以降はチャンスらしいチャンスがなかったという。3番でボギーをたたき「ムードが悪くなりそうだった」ところを、6番パー5のイーグルが救った。手前6メートルに2オンしこれを沈めた。

 3つスコアを伸ばし、2位に2打差をつけた。「世界ジュニアで優勝したい」と、個人参加だった小3から出場。今年で6度目になる。これまで2位2回(2010年、12年)。初めて単独トップで臨む最終日に向け「優勝にこだわらず、スコアを伸ばすだけ。通算202が記録なので、2アンダーで抜ける」と、気負わずに挑む。