米男子ゴルフツアーは21日に開幕するバークレイズ(ニュージャージー州)から、9月中旬のツアー選手権(ジョージア州)までプレーオフが4週連続で行われ、22歳の松山英樹と石川遼がともに初めてツアー王者を決める戦いに挑む。

 17日までのレギュラーシーズンでポイントを積算。125位までがプレーオフ第1戦の出場資格を得るシステムで松山は22位、石川は75位となった。第2戦は100人、第3戦は70人とポイントで絞り込まれ、最終戦には30人しか出られない。

 超高額ボーナスもプレーオフの特徴だ。各大会の賞金のほか、ポイントの総合トップに1000万ドル(約10億円)、2位に300万ドル(約3億円)が支払われる。2007年から始まり、タイガー・ウッズ(米国)は07、09年と2度優勝。昨年は最終戦を含め2勝のヘンリク・ステンソン(スウェーデン)が王座に就いた。

 日本勢では08年に今田竜二が最終戦まで進出した。「すごく大事な試合が続くので、気持ちを入れ直して頑張る」と石川。前週予選落ちの松山は「悔しい気持ちを4戦にぶつけたい」と意気込んでいる。