<女子ゴルフ:日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯>◇第1日◇11日◇兵庫・美奈木GC(6645ヤード、パー72)◇賞金総額1億4000万円(優勝2520万円)

 ツアー屈指の飛ばし屋・渡辺彩香(20=ユピテル)が自慢の飛距離を生かし、2位発進した。

 午後になって風が吹き出し、後半7番パー5(520ヤード)ではフォローに乗せて、ドライバーショットはフェアウエーの280ヤード付近へ。ピンまで残り257ヤードの第2打は3番ウッドで、ピン左6メートルにつけた。イーグルこそ逃したが、楽々のバーディーを奪った。

 「メジャーのセッティングは難しいので、ロングホールを大事にしようと思っていました」。そのもくろみ通り、4バーディー中3個をパー5で奪った。

 「20歳360日」で迎える最終日に優勝を飾れば、06年大会で宮里藍が記録した「21歳83日」を更新する大会最年少記録となる。「メジャーで勝ちたいと思っていましたが、今年は春(3月のアクサレディース)に初優勝して、勝ちたい気持ちがもっと強くなりました」。日本女子ゴルフ界の大器が堂々と頂点を狙っていく。