男子ゴルフのANAオープンは18日に北海道・札幌GC輪厚で開幕、石川遼(22=CASIO)が今季国内ツアー4戦目の出場となる。石川は16日には同コースで調整。練習ラウンドは雷雨のため6番ティーで中断となったが、既に14日に18ホール回っており、焦りはない。晴れ間が戻ると、練習場で球を打った。

 先週はツアー競技ではない片山晋呉インビテーショナル・ネスレ日本マッチプレーに出場し、1回戦敗退。「試合になると優勝したい、優勝争いしたいと思って、自分のスイングややるべきことができなくなってしまう」と、空回り状態を反省した。ショットそのものは好調で、「いつ結果がでてくるか、というところ」と言う。本大会は過去5回出場で予選落ち2回、10年の12位が最高位と相性はいまひとつ。「苦手意識のあるコースは、グリーンのタッチが合っていないことが多い」。米ツアーでもまれた経験を生かし、今回は壁を破りたいところだ。

 7月のセガサミー杯(北海道・ザ・ノースカントリー)ではプレーオフによる劇的な優勝を果たしており、国内ツアー2連勝、北海道2連勝を目指す。