<男子ゴルフ・ダイヤモンド・カップ>◇第2日◇26日◇茨城・大利根CC西C(7117ヤード、パー71)◇賞金総額1億5000万円、優勝賞金3000万円

 石川遼(23=CASIO)が、ショット不振の脱出へ強い手応えを得た。パットが決めきれず、4バーディー、3ボギーの70と伸ばしきれなかったが「久々に練習場と同じいいスイングができた」と明るい表情をみせた。

 後半14番パー5では、ドライバーで会心のティーショット。314ヤードを稼いで、フェアウエーをキープした。残り150ヤードを切った第2打は、なんと9番アイアン。スピンが効きすぎ、ボールはグリーン手前にこぼれてしまったが、アプローチを寄せて楽々とバーディーを挙げた。

 「これまでは、練習場で10のスイングができても、試合ではずっとそれができなかった。今日はスタート前に練習場で10のスイングをして、試合でも10のスイングができた。そうするとホールアウト後の練習で、11のスイングになった。ゴルフはこうやってよくなっていくんだと分かった」。今大会の優勝争いへの期待が高まるのと同時に、10月に開幕する米ツアーの新シーズンに向けても、好材料がそろってきた。