<男子ゴルフ:ダイヤモンド・カップ>◇最終日◇28日◇茨城・大利根CC西C(7117ヤード、パー71)◇賞金総額1億5000万円(優勝3000万円)

 藤田寛之(45=葛城GC)が、4打差逆転Vで“ホームの誇り”を守った。

 通算1アンダーの14位でスタート。前半3つスコアを伸ばすと、後半11番パー4のバーディーで通算5アンダーとし、ついに首位に並んだ。

 13番パー3のティーグラウンド付近にある電光掲示板を藤田が見た時には、単独首位になっていた。「それでしびれてきた」という一方「周囲が片仮名の名前ばかりだな」と感じたという。

 アジアを転戦する米国出身のクヌートン、韓国のS・K・ホに加え、タイのアフィバーンラトが追い上げてきていた。「今回はアジアの強い選手がたくさん来ているので、自分が日本人として、ホームのプライドを守らないといけないと、その時強く思いました」。

 最終18番パー5で、優勝を決定的にする3メートルのバーディーパットを沈めると、この日一番の大歓声が起きた。