ツアー史上最年少優勝者でアマチュアの勝みなみ(16=鹿児島高1年)が、キャディーに初めて母久美さん(47)を起用する。

 国内メジャーの日本女子オープンは2日、滋賀・琵琶湖CC栗東/三上C(6522ヤード、パー72)で開幕する。勝は1日、久美さんを従え、練習ラウンドを行った。

 初の“母子タッグ”は、久美さんから勝に持ちかけて、実現した。久美さんはゴルフは素人ながら、注目を集める娘を案じて「SPのようにできれば…」と以前から考えていたという。今大会に向けて、地元鹿児島のゴルフ場で1度、キャディーとしての“練習ラウンド”をこなすなど、準備は万全だ。

 勝は「リラックスできますね。お母さんはおもしろいし、私、大好きですから」と歓迎した。距離、クラブ選択、ライン読みは自分でやれば、問題ない。ただ「お母さん、バンカーがうまくならせない感じがするんです」という一抹の不安もあるが「逆にバンカーに入れないように、という意識があるから、いいかもしれませんね」と前向きにとらえていた。