<米男子ゴルフ:フライズコム・オープン>◇第2日◇10日◇米カリフォルニア州シルベラードリゾート北C(7203ヤード、パー72)

 松山英樹と対照的に石川遼は「本当にひどかった」とティーショットで苦戦した。前半にフェアウエーを捉えたのは1度だけ。10、11番の連続ボギーで予選通過が厳しい位置まで下がり「もうダメになりかけた」と言う。

 流れが変わったのはパー4の12番。残り105ヤードの第2打をカップへ入れるイーグルで息を吹き返すと、終盤は2つのパー5でバーディーを奪い踏みとどまった。安堵(あんど)の表情を浮かべた石川は「最後の3ホールはいいスイングができた。残り2日で追い上げたい」と気持ちを切り替えた。