ゴルファー日本一の座を争う日本オープン選手権の開幕を翌日に控えた15日、千葉県野田市の千葉CC梅郷(7081ヤード、パー70)で各選手が最終調整し、昨年のマスターズ・トーナメント優勝者、アダム・スコット(オーストラリア)はこの日早朝の来日ながら前半9ホールを回ったあと、後半も歩いて意欲的にコースをチェックした。

 9月半ばの米ツアー最終戦の後は、4月に結婚した妻と欧州を旅行していたという。日本ツアーは3位だった2007年の三井住友VISA太平洋マスターズ以来。「日本オープンに出られることは光栄だし、外国の選手でも重要なタイトル。勝てるよう準備したい」とにこやかに話した。

 同じコースで行われた11年のダイヤモンド・カップを制した小田孔明はスコットについて「メジャーで見たが、飛距離の差をつくづく感じる。日本タイトルなので日本勢が死守したいし、その中に僕が入りたい」と意地を口にした。