今日30日開幕の男子プロゴルフツアー「マイナビABC選手権」(日刊スポーツ後援)のプロアマ戦が29日、兵庫・ABCGC(7130ヤード、パー71)で行われた。2週前の日本オープンに優勝し、昨大会の覇者、池田勇太(28=日清食品)も最終調整した。

 涙の優勝から1年。「あっという間でしたね。あの時はもう勝てないと思っていたので、プレーオフで勝って涙が出た」と振り返る。

 今季は、日本オープンを制しての出場となるだけに、昨年とは心理的にも違う。「2年連続優勝できる資格はオレしかないから、もちろん狙うよ。少し疲れはあるけど、ショットは問題ない。やはり、いかにグリーンを攻略するかだね」とキーポイントを挙げる。

 昨大会では高速グリーン攻略に“飛ばないパター”を駆使して優勝したが、今大会も3本のパターから選んで勝負する。

 今大会が88年からツアー競技になり、連覇したのは05、06年の片山晋呉しかいない。「うん、手応えは悪くないから」と苦手から大好きなコースになったABCGCで片山に次いで2人目へ勇太が躍動する。