<男子ゴルフ:HEIWA・PGM選手権>◇第3日◇8日◇茨城・美浦GC(6968ヤード、パー71)◇賞金総額2億円(優勝4000万円)

 石川遼(23=CASIO)は7バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの70と出入りの激しいゴルフでスコアを伸ばしきれず、通算3アンダー210の34位にとどまった。スタートの1番パー4で、ドライバーを右に曲げてボギー。米ツアーでも定評のある精度の高いアイアンで、前半のうちに4バーディーを取り返したが、9番パー4でドライバーを右のやぶに打ち込み、ロストボールでダブルボギーとしてしまった。

 さらに10、11番とボギーが続いた。その後3バーディーと巻き返したが「バーディーの7ホールは理想的だったけど、それ以外はチャンスもものにできなかったし、やっちゃったなと。3日間こんな感じです。今日は特にドライバーが左右にぶれた」と振り返った。

 この日は契約するキャロウェイゴルフの新作ドライバー「ビッグバーサ・アルファ815ダブルダイヤモンド」を初めて実戦投入。飛距離アップの効果が出る半面、まだ慣れていないこともあり、精度は欠いた。

 「練習場ではいい球が出ていた。キャリーも出る。でもまだクラブを信じ切れていない。思い切りのないスイングになってしまった。まだ前のクラブのようには友達になりきれていない」と話した。