今日27日開幕の男子ゴルフ、カシオ・ワールドオープンのプロアマ戦が26日、会場の高知・Kochi黒潮CC(7315ヤード、パー72)で行われた。

 今季もあと2試合、現在賞金ランク1位の小田孔明(36=フリー)と約1740万円差で追う同2位の藤田寛之(45=葛城GC)が、激しい賞金王争いへ、最後の調整を行った。

 小田孔が優勝して、藤田が2位タイ以下なら小田孔の初の賞金王が決まるが、先週の大会最終日に体調を崩し、自ら“ストレス性腸炎”と病名をつけ「大変なんですから」と苦笑いした。

 今大会中は雑炊くらいしか食べられず「力が入るかな」と不安をのぞかせた。それでも今大会は08、09年と連覇しており「優勝して決めたいです」と気力を見せた。

 一方、藤田はこの争いを楽しんでいるかのようだ。「孔明がご飯食べられなくて、飛距離的にはちょうどいいですから。差を縮めて最終戦に行きたいですね」。藤田も左肩痛にかぜ気味と“手負いの2人”の戦い。どう決着していくか注目だ。