米女子ゴルフツアーは28日、フロリダ州オカラで行われるコーツ選手権で開幕する。出場する宮里藍、上原彩子、宮里美香の日本勢3選手は27日、会場のゴールデンオカラ・クラブ(パー72)で最終調整した。

 宮里藍と上原はインの9ホールを回ってグリーンなどを確認し、宮里美はショットを中心に約4時間練習した。

 宮里藍は「コースの感触もつかんできたし、いい練習ができた」と手応えを口にする。昨年はパットの不振が目立ち、初めてトップ10入りがなかった。米ツアー本格参戦10年目の今季に巻き返しを期すが、10年ほど前に使用していた形状のパターに戻した。直前のアリゾナ州での合宿などでも時間を割いて調整してきた。

 宮里藍は「意識していることは早く自分のパッティングの自信を取り戻すこと。それがシーズン前半戦でできれば」と言う。パターは偶然、父優さんが合宿に持って来たものだそうで「自分のフィーリングとすごく合っている。迷いなくいける」と前向きに話した。

 宮里藍は午前8時10分(日本時間午後10時10分)に第1ラウンドを開始。ツアーはメジャー5試合を含め、11月下旬まで33大会が開かれる。