<米男子ゴルフ:フェニックス・オープン>◇第1日◇29日◇アリゾナ州スコッツデール、TPCスコッツデール(パー71)

 松山英樹は69で暫定29位発進となった。

 開幕前日まで「悪い」と話していたショットは、試合が始まるとしっかりとさえを取り戻した。「初日としてはいいプレーだったと思う」と振り返り、暫定首位と5打差の滑り出しだった。

 3番(パー5)はグリーン周りのバンカーから、ピンまで距離のある第3打を2メートルに寄せてバーディーを先行させた。7番で2メートル、9番は4メートルを沈めるなどパットも堅実で、前半に3つ伸ばした。後半はややショットが乱れ、1打目を左ラフに入れた14番(パー4)、第2打を池に入れた15番(パー5)と連続ボギーとしたが、18番(パー4)でピン上1・5メートルに2オンさせてバーディー。「最後はいい上がりができた」と笑みも見せた。

 ギャラリーが多いことで知られる今大会。予選ラウンドは人気のバッバ・ワトソン(米国)と同組で「途中で耳が痛くなるほどだった。でも気にならなかった」と大歓声の中でも動じなかった。29日夜から天候が崩れる予報。「雨が降るとグリーンが軟らかくなってみんなスコアを出してくる。後れを取らないよう頑張る」と追い上げを期した。