遼クン中継の視聴率が、巨人戦を超えた!

 テレビ東京系で放送された石川のツアープロデビュー戦、東建ホームメイト杯最終日の平均視聴率が、10・1%(関東地区)を記録したことが21日、ビデオリサーチ社の調べで分かった。

 同局の男子ゴルフ中継では、昨年の同大会最終日の平均3・8%を大幅に上回り歴代2位。全局でも男子の10%超えは、尾崎将司全盛の98年日本プロ最終日(10・3%)以来だ。「日曜の夕方の10%超えは奇跡的。ゴールデンタイムの巨人戦でも10%に届かない時代なのに…」と他局の関係者があきれ顔で話した。

 石川のデビューに合わせ、同局では今回は異例の大会4日間中継を導入。暫定2位と飛び出した初日の3・0%から2日目は4・3%、9・7%と尻上がりに上昇。最終日に石川がホールアウトした瞬間の午後5時には、最大瞬間13・7%を記録した。

 「ものすごい快挙ですよ。最終日は出だしから崩れてしまいましたが、終盤の中継ホールではしっかり3連続バーディーを見せてくれた。初日から最高の展開で、堂々と『遼クン中心』で中継できましたしね」と同局の担当者は声を弾ませた。ただし、同局の男子ツアー中継は今年はこれが最後。今後は、同時間帯のライフカードレディス(日本テレビ系)が、5・7%だった女子だけになる。