<米女子ゴルフ:スタンフォード国際>◇最終日◇27日(日本時間28日)◇米フロリダ州フェアモント・ターンベリーアイル・リゾート、ソファーコース(6244ヤード、パー71)
上田桃子(21=ソニー)は通算5アンダーの278で5位に終わり、米本土初Vはならなかった。首位と2打差3位からスタート、1バーディー、1ボギーの71とスコアを伸ばせなかった。それでも最終組でアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)らを相手に最後まで健闘。今季獲得賞金は15万7243ドル(約1572万4300円)となり、来季のシード権獲得がほぼ確実になった。
「あ~っ!」。18ホールを戦い終えた上田が大声を上げた。「悔しいです。悔しさ6、あとの4は戦えて良かったと思えるけど…いや、7対3ぐらいかな」。笑みを浮かべ、表情は晴れやかだったが、悔しさと自信の入り交じる結果に本音をのぞかせた。首位とは3打差。決して追いつけないスコアではなかった。
元女王ソレンスタムと今季2度目の最終組対決。昨季賞金ランク3位のクリーマーもいる。いつも通り7時間30分の睡眠をとり、朝もいつもと同じ食事をして臨んだ。しかし、「気持ちが入ってしまったのか、打ちすぎてしまった」と反省したように、パットに狂いが生じた。出だしの1番でバーディーパットを1メートル近くショート。パーセーブしたが、3番では逆に7メートルを1・5メートルもオーバーさせるなど、3パットのボギーをたたいた。
「相手にスキを見せてしまってプレッシャーをかけられなかった」と悔やんだこの3番。それでも最後まで勝負をあきらめなかった。3打差を追う17番パー3。ピン左上6メートルにつけた。「これを決めたらまだ分からない。ロングの18番は第3打が入るかもしれないと思っていたので」。攻める姿勢だけは失わなかった。だから「前回の時はアニカはうまいと感心したけど、今日は気に掛からなかった。気持ちが強くいられたと思う」と言う。
8万余ドルを加えて今季の獲得賞金は約15万ドルとなった。賞金ランク90位以内にに入れば翌年のシード権を得る。昨季の90位は9万1595ドル。7試合目でボーダーラインを十分に超えた。この日、ソレンスタムやクリーマーを飛距離では圧倒した。今季の平均飛距離は263・9 ヤード で19位。ソレンスタムは256・4 ヤード の64位で、飛距離は大きな武器になる。「あとはパットのちょっとした差だけ。そのパットの少しの差は、ほんの少しの自信の差だと思う」。
優勝に1歩近づいたのは確かだ。上田は優勝争いを重ねて自信を植え付ける。


