<男子ゴルフ:パインバレー北京オープン>◇最終日◇11日◇北京・パインバレーゴルフリゾート&CC(7299ヤード、パー72)◇賞金総額100万ドル(約1億円)
藤田寛之(38=葛城GC)が通算12アンダーで、05年5月マンシングウェアKSB杯以来となるツアー6勝目を挙げた。2日目から首位に立ち、この日は2バーディー、2ボギーの72。2位の甲斐慎太郎(26)に3打差をつけて、日本男子ツアー初の海外開催試合を制した。前日2位の横田真一(36)は通算7アンダーの4位に終わった。
藤田が逃げ切った。2位と6打差でスタート。しかし「自分にとっては全く差がない、つらいラウンドだった」と振り返った。風雨の中、出だしの1番でいきなり3パットのボギー。6番でバーディーも、9番でもボギーをたたき、前半を終えた時点で2打差まで迫られた。それでも「自分はコンスタントな選手」という自負が支えとなった。
前週の中日クラウンズではプレーオフで近藤智弘に敗れた。その翌日、中国に渡った。今大会は開幕4連戦目。疲労は残っていた。しかし、次週に日本プロ選手権を控え、谷口徹、片山晋呉ら有力選手が欠場する中、日本ツアーの代表としての自覚、選手会副会長としての責任感が藤田を動かした。「これで日本ツアーの実力を感じてもらえると思う」。
来月16日に39歳になる。開幕戦の東建ホームメイト杯の予選ラウンドを16歳の石川遼と同組で回った。「彼のプレーは僕の想像を超えていた。すごい刺激になった」と台頭する若い力に触発されたという。3年ぶりの復活Vで賞金ランクもトップに。次は初のメジャータイトル取りに挑む。「このままいい状態でメジャーに勝ちたい」と意気込みを語った。

