<米女子ゴルフ:全米女子プロ選手権>◇最終日◇8日◇米メリーランド州ハバードグラス、ブルロックGC(6641ヤード、パー72)◇賞金総額200万ドル(約2億1000万円)優勝30万ドル(約3150万円)
【ハバードグラス=近間康隆】上田桃子(21=ソニー)が「親友」の快挙に、さらなる飛躍を誓った。メジャー3戦目で初のトップ10入りを狙ったが、通算5アンダーの25位止まり。同じルーキーで、19歳の曽雅■(19=台湾)がマリア・ヨース(スウェーデン)をプレーオフで破り、大会最年少制覇でツアー初勝利という偉業を達成。上田はその姿を両目に焼き付けた。ロレーナ・オチョア(26=メキシコ)とアニカ・ソレンスタム(37=スウェーデン)の新旧賞金女王はともに1打差3位に終わった。
上田は自身のホールアウト後、着替えもせずプレーオフを追った。優勝カップをつかんだのは「一番仲のいい、年下のかわいい子」という曽。3月のルーキーキャンプで知り合い、日本語を交えて話しかけてくる2歳下の同期だ。会食を重ね、開幕前日の練習日には一緒に18ホールを回った。「やっぱ、すごいですね」とつぶやいた。
12位でスタートした上田はこの日もパットの不調でスコアを伸ばせなかった。メジャー自己最高位こそ更新したが「情けない。最低でもトップ10に入りたかった」。4日間のフェアウエーキープ率(83・9%)、パーオン率(77・7%)は曽を上回る。だが総パット数124は9打差。課題は明確だ。
収穫もあった。3日目に続き最終日も最高気温41度を記録。それでも集中力を切らさなかった。帯同した母八重子さん(58)は「以前は暑い時などは簡単にあきらめて弱音を吐いていた」。午前中には約1時間、バランスボールなどで体幹を鍛え会場入りするなど、心身ともに成長している。
10日、12日開幕のサントリーレディス(六甲国際GC)出場のため帰国する。「同じルーキーが活躍すると自分も、ってなる。日本でパターの練習をして、後で『あの経験が生きた』って言えるようにしたい」。親友の活躍に刺激を受けた上田は、休むことなく走り続ける。※■は女へんに尼

