<女子ゴルフ:サントリーレディス>◇初日◇12日◇兵庫・六甲国際GC(6457ヤード、パー72)◇賞金総額8000万円(優勝1440万円)
横峯さくら(22=エプソン)が「ストップ・ザ・桃子」に名乗りをあげた。今季初日ベストの6アンダー、66で回り、今季初の首位発進。米ツアーから一時帰国して参戦した上田桃子(21)を4打リードし、「国内組」の意地を見せた。微調整したショートアイアンもさえ、待望の今季初Vへ最高のスタートを切った。2打差の2位に中道かおり(32)ら2人が続き、上田は70で8位につけた。
1つ年下のライバルには負けられない。惜敗続きの横峯が、初日からバーディーラッシュを決めた。「ショットが結構ピンに絡んでくれて。3、4メートルのパットも入ってくれた。すごく良かった」。66で今季初の初日首位に笑顔をみせた。
頭の片隅には、米ツアーから帰国して参戦中の上田の姿があった。昨年も賞金女王を争った宿敵について、この日は「自分は自分。マイペースで」と無意識を強調。だが、前日のプロアマ後は「米国で試合を重ねてきている。上に来ると思うし、いい刺激になる」と、はっきり答えていた。
2年前、米ツアーに参戦していた宮里藍が帰国後、日本女子プロ、ミヤギテレビ杯ダンロップと2連勝した。その姿を間近で見た横峯は「日本の女子プロは何をしてるんだって思われる。女子プロゴルフ界の1人として負けたくない」と奮起。同年のツアー選手権を制し、メジャー初タイトルを手にした。「国内組」の意地を今年はいきなり上田に見せつけた。
微調整も効いた。先週から9番アイアンとウエッジ4本のライ角(シャフトと地面の間の角度)を0・5度だけ小さくした。「引っ掛けがなくなって精度が上がった」。7バーディーのうち4つは、微調整したクラブでピンに寄せて奪った。課題のパットも「しっかり打てるようになった」と好感触だ。4勝を目標に掲げた今季は10戦して2位3度で未勝利。待望のVへ、さくらが最高のスタートを切った。【木村有三】

