<女子ゴルフ:サントリーレディス>◇3日目◇14日◇兵庫・六甲国際GC(6457ヤード、パー72)◇賞金総額8000万円(優勝1440万円)
06年賞金女王の大山志保(31=オンワード樫山)が、3日連続の69で回り通算9アンダーの207で首位を守った。9番パー4でトリプルボギーをたたいたが、後半インでは4バーディーを奪った。米ツアーから一時帰国した07年賞金女王の上田桃子(22)は70で回って2打差2位。15日の最終日は大山が今季初Vを、上田は22歳の誕生日Vをかけ「新旧女王」が最終組で激突する。
手痛いはずのトリプルボギーが、逆襲の合図になった。2位上田に3打差をつけて迎えた9番パー4で、大山はバンカーからの脱出失敗が響き、5オン2パットの「7」。痛恨の首位陥落も、不思議と心は晴れやかだった。
「スカッとしました。中途半端なボギーだったら『なんでこんなことするっちゃ』って思うけど、いらつきもなく『よしっ、これからだ』って思えた」。
11番で1・5メートルを沈めてバーディーを奪い、12番、14番でもスコアを伸ばし、9番で失った「3打」をきっちり取り返した。
最終日は今季初Vをかけて、上田と最終組で対決する。「新旧女王」での優勝争いに「ドキドキ、ワクワクです」とおどけた。「桃子ちゃんは素晴らしいプレーヤー。私が20、21歳のころはあんないいスイングはしてない。レベルが違う」と謙虚さも忘れない。
今季は平均パット数75位と、グリーン上で苦しみ賞金ランクは25位。2週前には大好きな米国のパームスプリングスへ行き、気分転換した。「アメリカの大自然でゴルフや買い物をして気持ちが変わった」。滞在4日間の「癒やしツアー」効果が出たようだ。「自分は自分で集中してバーディーを取っていきたい」。元女王が自信ありげに宣言した。【木村有三】

