<米女子ゴルフ:ウェグマンズLPGA>◇最終日◇22日◇米ニューヨーク州ピッツフォード、ローカストヒルCC(パー72)◇賞金総額200万ドル(約2億1000万円)

 【ピッツフォード=近間康隆】宮里藍(23=サントリー)が今季初めてトップ10入りした。首位と5打差の5位でスタートした宮里は、16番まで2バーディー、3ボギーでスコアを落とす苦しい展開。だが17番パー5でバーディーを奪って72で回り、通算9アンダーで今季自己最高の6位に入った。約1年間に及ぶ不振からの復活を印象づけた4日間。今週の今季メジャー第3戦全米女子オープン(26日開幕、インターラチェンCC)へ弾みをつけた。

 宮里が「意地」でトップ10入りを決めた。スコアを1つ落として迎えた17番パー5。ティーグラウンドに立ち、心に決めた。「バーディーを狙えるホールで、(3日間)ここだけ取れてない。強気に攻める」。残り98ヤードの第3打、PWでピン右奥3メートルにつけた。勝負師の顔でパットを沈め、力強くガッツポーズした。

 充実の4日間だった。米ツアー2度目となる首位発進し、V争いの緊張感の中で戦い抜いた。今季自己最高の6位は、昨年の全米女子オープン(10位)以来のトップ10入りだ。「去年は苦しかったですけど、いい経験になった。マイナスになったとはひとつも思わないし、細かい点でも成長していると感じた」。

 昨年の今大会で負った左ひざ痛が影響し、未経験のスランプに陥った。それでも道具も替えず、自らで打開することを選択。ニールソン、マリオット両メンタルコーチの指導を仰ぎ、黙々と1人で練習した。今では「積み重ねてきたことが間違ってなかった。(昨年が)遠い昔に感じますね」と笑顔で振り返る。久々に上位で戦い教訓も得た。「土日にスコアを伸ばすのは絶対条件。慎重になり過ぎず、大胆にプレーしないと」。大会前から目標を「1日4アンダー」としていた。結果的に16アンダーの池が優勝し「欲を言えば、4つずつができていれば優勝争いにからめた」と悔やんだ。

 それでも上り調子で今週の全米女子オープンを迎える。前哨戦で手ごたえをつかみ「似たコースで結果が出て自信になった。自分の世界をキープして、強い気持ちを持ち続けたい」と力を込めた。