<日刊アマゴルフ・2008全日本シングルプレーヤーズ選手権:関西大会決勝>◇最終日◇27日◇兵庫・ABCGC(7002ヤード、パー72)◇出場133人(失格1人)◇晴れ、気温26度、北の風1メートル

 寺西明(42=神有)が初優勝を果たした。首位と1打差2位スタートから73で回り、通算イーブンパーで逆転勝ち。優勝者に与えられる関西オープン(8月21日開幕、滋賀GC)出場権は、寺西と2位中辻厚雄(52=泉ケ丘)が既に確保していたため、2位本澤(ほんざわ)克教(32=美奈木)が獲得した。上位41人とシニアの部上位5人の合計44人が全日本大会(10月21-22日、宮崎・フェニックスCC)の出場権を得た。

 梅雨の晴れ間に展開された熱戦は、最終18番パー5で決着した。寺西はフェアウエーからの第3打をバンカーに入れたが、2・5メートルに寄せてパーセーブ。前年度覇者の中辻らを振り切った。「念願がかないました。ずっと欲しかったタイトルですから。勝てたのは周りの人のおかげ。感謝しています」と初優勝に白い歯がこぼれた。

 前半2バーディーを奪うなど2位に2打差をつけて折り返したが、後半は緊張感に襲われた。10、11番と連続ボギーで追いつかれた。それでも「調子は悪くなかったし、自分を信じてやりました」と平常心を保って好結果を呼んだ。

 20代はビリヤードでプロを目指したほどの腕前。「(アドレスを)しっかり決めないと入らない」というビリヤードで養った集中力が、得意のパターやアプローチといった小技に役立っている。

 今月の関西アマで3位入賞。その勢いを持続して栄冠をつかんだ。7月の日本アマにも初出場が決まっている。「日本アマにはいい状態でいけそうです」。アマ最高峰の舞台へ、意気盛んな42歳が気合を入れ直した。【大池和幸】