岩田1打罰食らっても2位/男子ゴルフ
<男子ゴルフ:UBS日本ツアー選手権宍戸ヒルズ>◇3日目◇5日◇茨城・宍戸ヒルズCC西C(7280ヤード、パー71)◇賞金総額1億5000万円(優勝3000万円)
岩田寛(27=仙台CC)が、またドタバタゴルフを見せた。2位スタートから猛チャージで首位を奪うも、14番パー4で痛恨のトリプルボギーをたたいて後退した。69で回って通算8アンダーの205とし、首位星野英正(30)と3打差の2位となった。4月つるやオープンでは終盤の池ポチャなどで初優勝を逃し、2週前のミズノよみうりでは最終ホールのイーグルで全英オープン切符を獲得した「ドラマな男」。最終日最終組で、同郷&同門の星野に挑む。
「ドラマを呼ぶ男」岩田が、またやった。通算10アンダーまでスコアを伸ばし、2位に2打差の首位で迎えた14番だった。「低い球を打とうとしたら、力が入った」。球は左に飛び出した。160ヤード先の木に当たってさらに左の竹林の中。左足上がりの難しい第2打の前に、踏んでいた枯れ枝が動いて球が転がり落ち、1罰打を食らった。5オン2パットのトリプルボギーと、典型的な自滅劇だ。
だが、今季何度も修羅場をくぐり抜けてきた岩田はめげなかった。昨年の2日目にも、同じ14番でOB2発の「9」をたたいていた。「のろわれているのかも」と言いつつ、「案外と普通にいられました。あの時に比べれば、2打も良かったから」と表情を変えない。動揺を見せずに、17番できっちりバーディーを決め、首位と3打差に踏みとどまった。最終日終盤2ホール連続のダブルボギーで初Vを逃したつるやの悪夢は、あらためて一掃。土壇場で全英切符を得た2週間前の勢いを取り戻した。
最終日最終組で尊敬する星野と優勝を争う。同じ宮城県生まれ、同じ東北福祉大出身、現在はともに江連忠コーチに師事する。シニアプロの父光男さんが、少年時代の星野を指導していたという縁もある。「いろんな思いが詰まった素晴らしい1日になると思う。2人で宮城で地震に遭われた方々を元気づけられればいいですね」。ドラマの舞台は整った。【大石健司】
[2008年7月6日9時27分 紙面から]
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