自分を疑え!

 石川遼(16=パナソニック)がプロ野球史上初の3000本安打を達成した張本勲氏(68=プロ野球解説者)から人生訓を伝授された。男子ゴルフの長嶋茂雄招待セガサミー杯は24日、北海道・ザ・ノースカントリーGCで開幕。23日のプロアマ戦で石川は、同組となった張本氏から「常に自分を疑ってかかれ。成績が良かったら『たまたまだ』、悪くなったら『練習が足りないぞ』と思え」と厳しい言葉を受けた。

 成長途上の石川にとっては「天の声」だった。「自分のためになる言葉をいただけた。同じアスリートとして学ぶことはたくさんありました」。張本氏はゴルフの方もシングルの腕前。だから「ずっと緊張感を持ってプレーしました。試合につながるプロアマ戦で、いい経験、勉強になりました」と話した。

 石川には苦い思い出がある。プロデビュー戦となった2月の全英オープン豪州予選で、4オーバーの41位に終わった。1日36ホールの長丁場の戦いに、つい「体力不足」と漏らした。これを聞いた張本氏はTBS「サンデーモーニング」で「プロがそういうことを口にすべきでない」として喝!

 今でもよく覚えており、肝に銘じたという。

 この日は4つ葉のクローバーを見つけたり、左ひじがブヨに刺されて腫れ上がるなどハプニング続出。何かを起こす石川らしいが、張本氏との出会いで大きな財産を得た。「こういう組み合わせにしてくださったことに感謝しています」という石川に、張本氏は「素直でいい子。大あっぱれ!」と笑っていた。【三角和男】