<米女子ゴルフ:全英女子オープン選手権>◇最終日◇3日◇英国サニングデールGC(6408ヤード、パー72)

 不動は通算14アンダーの3位。77年全米女子プロ選手権で樋口久子(現日本女子プロゴルフ協会会長)が勝って以来、31年ぶりとなる日本人メジャー優勝はならなかった。

 不動裕理(31=フリー)が力尽きた。申智愛と通算14アンダーで並んで迎えた9番パー4。思わぬ落とし穴が待っていた。それまで安定していた第1打をクロスバンカーに入れ、第2打もグリーン手前のバンカーにつかまった。痛恨のダブルミスで結局3オン、2パットのボギー。申がバーディーを奪って、2人の差は一気に2打差がついた。3日間連続バーディーだったホールが生んだ悪夢だった。

 追いかける立場となった不動は、最後まであきらめなかった。10番で申にこの日、4個目のバーディーがくると、落ち着いてバーディーを入れ返した。9番のショックを振り払うかのように、ギャラリーの拍手に右手を上げて応えた。ホールを重ねるごとに、緊迫感が増してくる。不動はバッグを担ぐ67歳の大ベテラン、ピーター・コールマンさんの的確なアドバイスにうなずき、冷静にプレーをした。15番でもバーディーと必死に戦った。

 メジャー挑戦は16試合目。これまでの最高位は07年全英女子オープンの11位だった。1年後、世界に「FUDOH」の名を印象づけた。4日間の奮闘は女王復活を感じさせた。