上田桃子(22=ソニー)が英会話の勉強に本腰を入れる。女子ゴルフのアクサレディスは8日に北海道・苫小牧Gリゾート72エミナGC南Cで開幕。7日のプロアマ戦の後、上田は「再来週から月、水、金曜日の週3日、英会話の学校に通って勉強したい。来年は今の(宮里)藍ちゃんくらいのコミュニケーションがとれたらいいと思う」と話した。ツアー転戦しながら、全国展開の英会話学校でレッスンを受けたいという。

 今季、本格参戦した米ツアーでは17試合に出場してトップ10入り3度の結果を出した。しかし、外国人選手との交流はイマイチ。「米国では話したり、ゲームをしたりする選手は4、5人しかいない」。この日のプロアマ戦で同組だった樋口久子日本女子プロゴルフ協会会長からも「海外に行って向こうで打ち解けるためには、食事など一緒にした方がいい」などと、英会話の勧めがあった。

 いわゆる家庭教師など、1人の教師にみっちり教えてもらう方法もあるが、学校通いは「いろんな人としゃべって覚えたい。個人だと発音が同じになってしまう」からだ。来週のNEC軽井沢72(軽井沢)は休み、その翌週からツアーは箱根、新潟、岐阜…と続く。帰国してからはマネジメント事務所のスタッフらとの会話も、英語でするようにしているという。「基本的な英会話はできている」が自己評価。上田がゴルフとともに、もう1つの「ハードル」を自ら上げるつもりだ。【三角和男】