<女子ゴルフ:CATレディース>◇初日◇22日◇神奈川・大箱根CC(6648ヤード、パー73)◇賞金総額7000万円(優勝1260万円)

 三塚優子(23=フリー)が好発進した。ツアー今季4人目の1日2イーグルを記録するなど、7アンダーの66で単独首位に立った。6月のニチレイPGMに続く今季2勝目を狙う。李廷恩(韓国)が2打差の2位。古閑美保(25)ら3人が3打差の3位で続いた。

 三塚がスタートから猛ダッシュした。1番パー5で10メートルのイーグルパットを入れて一気に加速。11番パー4では残り84ヤードの第2打をサンドウエッジでピン奥1・5メートルに落とし、男子並みのバックスピンでカップイン。「1番は出来すぎだが、スピンをかけやすくて11番は打った瞬間、入ると思った」。16番までで9アンダーとし、岡本綾子ら5人が持つパー73での18ホール最多アンダーパー記録65の更新が期待された。

 だが、17、18番の連続ボギーであと1打及ばず。「(記録は)知らなかった。でも数字はあとからついてくるもの」。記録にこだわらなかったのは、それ以上に復調の手応えがうれしかったからだ。7月のカゴメ・フィランソロピーでは優勝した全美貞に次ぐ2位も、5打差をつけられる完敗ぶりに号泣。「3日間ぐらい、食べて寝るだけの生活だった」と打ちのめされた。この日は立ち直りを示す快進撃だった。