片山晋呉(35=フリー)の全英オープン欠場が、波紋を呼んだ。日本ゴルフツアー機構(JGTO)は25日、都内事務所で理事会を開催。小泉直会長は会見で、7月の全英オープンについて言及した。小泉会長は大会会場(ロイヤルバークデールGC)で主催のロイヤル・アンド・エンシェント・クラブ(R&A)の責任者ピーター・ドーソン氏に、出場資格を持ちながら2年連続で全英オープンを欠場した片山について指摘されたと説明。選手名は伏せながらも「R&Aが直接、言ってきたのだから今後、出場枠削減(今年は9人)の可能性もある」と懸念した。

 片山は今年、世界ランキング50以内の資格で出場権を得ていたが、背筋痛を理由に欠場した。また今年は日本人の出場選手7人全員が予選落ちして、92年大会以来16年ぶりの全滅。世界ランキングへの影響も心配されている。