遼クンが「彼女封印」で新人王奪取!?
男子ゴルフの新規大会キヤノンオープンは9日、神奈川・戸塚CC西C(7167ヤード、パー72)で開幕。3試合連続予選落ち中の石川遼(17=パナソニック)は8日、今大会からの巻き返しをあらためて宣言した。前夜はカップルでにぎわう横浜・山下公園を1人で散歩して「僕には場違いの場だった」と痛感。ガールフレンドではなく、ゴルフに対する情熱を燃やして、現在4番手に甘んじている「最優秀新人賞」(新人王)獲得に全力を注ぐ。
遼クンが一心不乱にボールを打ち続けた。大会前日のプロアマ戦のパーティーを終えると、厳しい顔で打撃レンジに直行し、40分間も居残り練習を敢行した。「(隣の打席の)谷原さんのスイングが、すごく参考になりました。僕も、常に一定したリズムの下半身の動きを見習いたい」と4試合ぶりの予選突破のヒントをつかんだ。
モチベーションも上がっている。前夜は横浜中華街で夕食後、ニット帽を目深にかぶり、1人で山下公園に繰り出した。ところが、周囲は少し上の世代のカップルばかり。落ち着かない思いで、夜景の浮かぶ海を「ぼうっと眺めているうちに、ここは僕には場違いの場だな」と気がついた。「僕は今、彼女はほしいとは全然思わないですからね」と笑った。それよりも、プロとして結果がほしい。
現在、獲得賞金は1519万166円でランク43位。すでに上位70人が得る来季の賞金シードは確実にしているが、もう1つ目標にしてきた「最優秀新人賞」は見えていない。現在1番手を走る7年目の貞方以外にも、韓国の新星金庚泰、7月に全英オープンに出た松村の3人に、先行を許している。「やっぱり新人王はほしいですね」。今季残り9戦での逆転にかける。【大石健司】

