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遼クン超難関コースもドライバーで攻める

ティーショットの練習をする石川(撮影・梅根麻紀)
ティーショットの練習をする石川(撮影・梅根麻紀)

 ゴルファー日本一へ、遼クンが攻めて守る。国内ゴルフ最高峰大会の日本オープンは16日、福岡・古賀GCで開幕。石川遼(17=パナソニック)は15日、18ホールを回って最終調整した。今季賞金ランク1位谷原秀人(29)らが「脱ドライバー宣言」をする中、石川は「全ホールドライバー」が基本方針。97年大会で難度1位だった14番パー4を筆頭に難関が続くが、第1打で攻め、第2打以降は安全にパーオンを重視する「メリハリ作戦」で挑む。

 遼クンの基本戦略は、開幕直前になっても変わらなかった。ランク1位谷原ら、賞金王レースの上位3人が「脱ドライバー宣言」をする中で、最大の武器のフル活用を明言した。

 石川 プライドの問題じゃない。ドライバーで打っていくのが、今の自分にとって最善なんです。

 当初の予定より2センチ伸び平均10センチの深いラフ。平均18ヤード幅の狭いフェアウエー。午前は陸から、午後は海からと方向が変わる風。アゴの深いバンカーと、難設定のコースにも、第1打で攻める信念を貫く。そして第2打からは一転して「守り」を重視する。

 石川 僕のゴルフは、パーオンしないとパーセーブが難しい。グリーンの(奥行きの)広い所に打っていって、2パットでいくのが理想です。

 グリーンの面積は平均的コースの4分の3ほどと小さく、半分以上は奥に向かって下っており、乗せることさえ難しい。特にラフからはピンを狙わず、バーディーよりも安全にパーを取っていくつもりだ。

 野村惇競技委員長も、石川の考えにうなずいた。「グリーンが小さいから距離を残すと(第2打で)乗らない危険性がある。なるべく先まで飛ばして短いクラブで打つ方がいい。ドライバーの調子が良ければ、石川くんもいいスコアが出るのでは」と話した。

 無理はしない。片山が「日本一難しい」という14番パー4は97年大会で平均スコア4・648。最近11年の日本オープンの中で最も難しいホールとなった。「6(ダブルボギー)をたたかないように」と、石川もボギーは許容範囲にして、無謀な攻めは慎む。

 先週のキヤノンオープンでは、4日間通算パーオン率83・3%で1位。ドライバーは、プロ初優勝した8月関西オープン時の安定感を取り戻した。「10ヤードくらい飛距離も伸びた。キレ味も出てきた」。自信を持って、難関に立ち向かう。【木村有三】

 [2008年10月16日8時7分 紙面から]


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