丸山茂樹(39=トヨタ自動車)が22日、来季の日本ツアー復帰を表明した。男子ツアーのブリヂストンオープンは23日、千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C(7138ヤード、パー72)で開幕する。丸山は、この日の練習ラウンド後に今季残り試合の日本ツアー専念を宣言。これにより、米ツアーの賞金シード権の喪失が決定した。来季は主催者推薦や歴代優勝者の資格などで出場可能な5~10試合を除き、米ツアーからは撤退。家族を米国に残した「逆単身赴任」で、99年以来10年ぶりに、日本に主戦場を戻す。
マルちゃんがついに、日本復帰を決断した。「今年はもう、アメリカには戻りません。日本で今までの苦労とストレスを洗い流したい」とさばさばと言い切った。今季は9年目の米ツアーで10位以内が1度もない大不振に苦しんだ。出場18試合で16万175ドル(約1618万円)しか稼げずに賞金ランクは202位。年内の日本残留宣言は、上位125人までの米ツアー賞金シードの「放棄」にほかならない。
米ツアー「完全撤退」の意思はない。優勝経験者として「ツアーメンバー」の資格は永久に保持。主催者推薦などで、年明けから5~10試合の米参戦のメドはついている。だが、4月の日本ツアー開幕後は、日本を主戦場として戦うことになる。「(米ツアー)挑戦をやめるわけじゃない。日本で好成績が出せれば、自信につながる。それをまた向こうに持っていければいい」と話した。
低迷打開の手応えはつかんでいる。事実上の日本復帰戦だった9月のANAオープンではいきなり10位に入るなど、4戦して予選突破が3回とまずまずの結果を残した。出場権のなかった先週の日本オープンの期間にロサンゼルスの自宅に帰り、瑞穂夫人と8歳の長男奨王君との家族会議で、日本復帰を決めた。米国生活にとけ込んでいる妻子の希望もあり、年内も来季も「逆単身赴任」生活が基本となる。「子供に会えないのが、つらいけど仕方ない。時々は向こうに帰りたい」と割り切っている。
本格復帰に伴う責任と期待は、十二分に理解している。「とにかく少しでも優勝争いがしたい。今週?
今は大口たたける状態じゃないんでね」と神妙に話した。17歳の石川を筆頭に、若手の活躍が目立ち始めた日本ツアーに、世界を知り抜いた男が帰ってくる。【大石健司】

