<シニアゴルフ:日本シニアオープン>◇初日◇23日◇埼玉・狭山GC(6985ヤード、パー72)◇賞金総額8000万円(優勝1600万円)

 中嶋常幸(54=フリー)が単独首位で発進した。6バーディー、ノーボギーの66で回り、6アンダーの好スタート。先週の日本オープン(55位)に続く連戦で背中と腰の痛みに耐えながら、2年ぶり3度目の優勝へ突っ走る。

 中嶋は「体が悲鳴を上げてる。いつ壊れてもおかしくない」と言いながら、着々とスコアを伸ばした。後半アウトの8番パー5ではグリーン右のラフからピンまで30ヤードを、サンドウエッジで50センチに寄せてこの日6個目のバーディー。ボギーなしで単独首位に立った。

 先週の日本オープンでは、レギュラーツアーのメンバーと競って通算28オーバーの55位。深いラフに苦しみ、さらにショットのスタンスを修正した分、負担が増した背中と腰に痛みが出た。今週は「背中はテーピングの嵐」と明かすほどの状況だ。だが本番ではパー5の4ホールすべてバーディーを奪うなど、申し分のない好スタート。「日本オープンで厳しい戦いをしたばかりなので、あのコース、ラフに比べれば、と思える。それに助けられている」と「貯金」を強調した。

 今季はレギュラーツアーで7戦、5年目のシニアツアーは4戦目。グリップは9月のANAオープンで石川遼がオーバーラッピングからインターロッキング(右手の小指を左手の人さし指と絡めて握る)に戻したと聞いて、自身も30年ぶりに同じように変更。「ウッズもそうだから」と探求心は尽きない。尾崎将がブリヂストンオープンで6位スタートと聞いて「それはすごい」と驚いた。自身も2年ぶりにシニア最高峰を極めて健在ぶりを示す。【佐藤智徳】