<男子ゴルフ:ブリヂストンオープン>◇2日目◇24日◇千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C(7138ヤード、パー72)◇賞金総額1億5000万円(優勝3000万円)

 石川遼(17=パナソニック)が、予選落ちの危機からはい上がった。前半で通算2オーバーまでスコアを落とすも、10番から「日本オープン2位」の意地を見せ、プロ入り後初の4連続バーディー。71で通算1アンダーの143とし、40位で予選を通過した。3日目は、「師」でもある尾崎将司(61)と同組対決となった。

 追い詰められて、「日本オープン2位」のプライドがうずいた。石川は9番終了時点で通算2オーバー、その時点での順位は72位だった。「何が何でも予選は通るぞ!」と自分に言い聞かせた。前半は雨の影響もあってミスを連発。10番ティーで「ドライバーだけは、ちゃんとやろう」と気合を入れると、第1打は310ヤード先のフェアウエーをとらえた。残り108ヤードからピン手前3メートルにつけ、慎重にパットを沈めた。

 そこから13番まで4連続バーディーだ。3連続バーディーは過去4回あるが、その自己記録を更新。しかも今回は、飛距離を生かせるパー5は含まれていない。「最初の3メートルを決めて勢いに乗れた。イーグルを取るのは、まぐれみたいなものだけど、連続バーディーは実力も必要。それが4連続なんて、気持ちいいですね」と喜んだ。

 初の6週連続ツアー参戦の疲れは否めない。18番でダブルボギーをたたくなど、集中力が18ホール持続しなかった。そんな中での予選通過に「もったいないボギーをなくさないとプロの世界は厳しい。今日で終わるのと、あと2日間できるのでは、全然違う」と安堵(あんど)の色も浮かぶ。

 3日目はツアーの決勝ラウンドで初めて尾崎将と回る。昨オフには尾崎邸に通い、教えを受けた。今大会の練習ラウンドでも励ましてくれた恩人だ。予選で同組だった5月中日クラウンズでは、いいところなく予選落ち。マーカーだった自分のミスで、尾崎将を過少申告で失格させる「事件」もあった。「明日はジャンボさんと2人で、ば~とバーディーを取っていきたい。最終日にトップ10が狙える位置に行きたい」。本大会は例年バーディー合戦、攻めなければ上には行けない。この5カ月間の成長ぶりを恩師に披露する絶好の舞台でもある。【大石健司】