<女子ゴルフ:マスターズGCレディース>◇初日◇24日◇兵庫・マスターズGC(6510ヤード、パー72)◇賞金総額1億2300万円(優勝2214万円)

 大山志保(31=オンワード樫山)が自己ベストに並ぶ7アンダーの65をマークして、単独首位に立った。前夜は宿泊施設の部屋で、テレビのスイッチが勝手についたり消えたりする「お化け騒動」の恐怖に震えたが、この日は好調なパットを生かして好発進した。5打差の2位には今季初勝利を狙う横峯さくら(22)ら6人がつけた。大会3連覇を目指す古閑美保(26)は75で45位と出遅れた。

 憑(つ)き物を落とす快進撃だ。首位に立った大山は「自分でも信じられない。自己ベストです。今年一番パットが決まってくれた」。5番で5メートル、10番で7メートルを沈めた。パット数26も全選手中1位だった。

 前夜はおびえながら布団に潜り込んでいた。ホテルの部屋で眠ろうとすると、テレビのスイッチが勝手に3回も付いて、消えた。「施設の人に聞いたら『テレビのオンタイマーはないです』っていうし」。怖くて寝付けず、睡眠時間はわずか3時間。それでも「スコアは良かったから」と笑い飛ばした。

 発奮材料もあった。それは、宮崎でタクシー運転手を務める父晃さん(68)が、大会直前に乗せたソフトバンク王貞治前監督からもらった言葉だ。「賞金女王になってるんだから、堂々と強い気持ちを持ってやればいい」。晃さんから伝え聞いて「パットが入らないのも気持ちの問題。いい言葉を頂いた」と早速好パットを連発した。