<男子ゴルフ:レクサス選手権>◇初日◇6日◇茨城・大利根CC(7011ヤード、パー71)◇賞金総額2億円(優勝4000万円)
2週連続優勝の期待がかかる石川遼(17=パナソニック)が、3オーバーの74で67位と出遅れた。前半インはバーディー発進で34も、後半アウトはミスショットが重なり、20ラウンドぶりの3連続ボギーなどで40。主催のトヨタ自動車とスポンサー契約するホストプロの重圧と、8週連続出場による疲れからか、精彩を欠いた。ホストプロとして出た過去3試合はすべてで予選落ち。7アンダー64の首位ブラント・ジョーブ(43)とは10打差も、3日目には「トークショー」なども用意されており、なんとかジンクス打破で意地を見せたいところだ。
スタートの10番パー4でバーディーも、石川の表情に笑みはなかった。先週のマイナビABC選手権優勝の勢いではなく、「何かが違う」と違和感を感じていた。「1番から結果を求めてカップを狙っていった。入れようと無理やり打っていた」。前週はラインに乗せることに集中できたのに対し、この日は結果ばかりが気になった。
前半は1アンダーにまとめたが、後半は4ボギーと失速した。3番パー5では、第2打でドライバーを握り、2オンを狙ったが「トップして」90ヤードしか飛ばない、いわゆる「チョロ」でボギー。「リズムを崩してしまった」。やはりホストプロとして挑んだパナソニックオープン初日以来、20ラウンドぶりの3連続ボギーをたたく。稼ぎどころの3個のパー5で、2ボギーというのも今季ワーストになる。「お世話になっている企業なので、そういう気持ちをどうこう(スコア)と結びつけたくない」。あくまで因果関係は否定したが、4度目のホストプロで初の予選突破を求め、気負った形となった。
疲れもピークだ。賞金ランク上位6人で、ANAオープン以来8週連続出場しているのは石川と矢野だけ。加えて先週の優勝で心身ともにエネルギーを費やした。約170通のお祝いメールすべてに返信。優勝翌日には記念切手発売イベントに出席。その後も練習やプロアマ戦出場と「忙殺」された。午前10時のティーオフに備えて前夜は午後9時に就寝も「もう少し(睡眠時間を)延ばしたい。先週と同じ睡眠時間だと少しずつ(調子が)落ちたまま」と、成長過程の17歳の体は悲鳴を上げている。後半の4番、5番、9番で第1打が左に曲がったのも、疲労の影響とみられる。
だが、3日目には、同じくトヨタと契約する丸山茂、近藤とトークショー、チャリティーオークションが予定されている。胸を張って参加するためにも、予選落ちするわけにはいかない。「1打1打大切に打っていかないと」。意地をかけた2日目になる。【阿部健吾】

